EDには器質性と心因性がある

アメリカでは推定で1800万人から2000万人の男性がED・インポテンツを患っている。ぢ部分は治療できるものだといいます。治療を受けているのはこのうち、わずか5%に満たないのです。EDは結婚生活を破たんさせる原因になっており、男性にとっては深刻な問題です。

 

これまでは注射、陰茎内移植、血管拡張手術、吸引デバイスなどの治療がありましたが、痛さもわずらわしさもなく悩みを克服できる経口勃起薬バイアグラの登場は画期的でした。

 

一本、日本人のED人口は300万人以上。本人がEDであることに気がつかない。隠れEDの人の含めると、成人男性の三人に一人とも言われています。

 

もちろん日本人のバイアグラへの関心も事情に高く、バイアグラの登場以来、新聞雑誌、テレビなどでも当初はホットの報道が続いていました。

 

アメリカの医学者の多くは「50歳以上の男性で勃起不全が長く続くケースの90%は、器質的要因によるもの」とされています。なぜなら、勃起は主に血管で起きる出来事だからです。

 

EDは、ペニスの機能に問題があって起こる「器質性」のものと、精神的な問題で起こる「心因性」のものがあります。昔はアメリカの医師はEDを精神的なもの、または高齢者の場合は老化の過程によるものとの見解がありましたが、こうした考えは今ではもうありません。

 

器質性のEDとしては、交通事故などで脊髄が障害されたような下半身まひとか、勃起神経が切断される外相、前立腺がんのように前立腺と摘出した場合、高齢で糖尿病や動脈硬化などの病気から、血管がふさがれて勃起に必要な血液がいかなくなっている場合、あるいは脳しゅようを摘出したため勃起障害を起こすプロラクチンと言う物質を生産するといった場合があります。

 

35歳から50歳くらいの中年層にみられるEDは、高血圧、糖尿病、心臓病、肝臓病、胃腸病と言った成人病が肉体的要因になることが多いです。

 

成人病はライフスタイル病ともいわれており、こうした病気を導く宇央な生活習慣を続ける限り、EDは進行します。

 

肥満が原因とする説や肝臓ホルモン代謝が悪くなるという説もあります。実際、太っている人の方に勃起障害が強く出る傾向があります。
一方では、薬の副作用のためにEDに陥る薬物性EDというものもあります。たとえば、高血圧の人に処方される血圧降下剤のレセルピンや、消化性潰瘍薬のシメチジンという薬はEDを引き起こすことがあります。

 

つまり、成人病はその治療のために使われる薬もEDの原因になりうるのです。

 

また煙草は明らかにマイナス作用があります。アルコールもリラックスさせる程度ならいいのですが、泥酔はEDを招きます。

 

一方、心因性のEDには、回避型人格障害のようなものも含まれます。セックスはコミュニケーションの一つですから、面倒な人間関係を避けたがるような人には向きません。

 

あるいは逆に、常に「満足してもらえているだろうか?」と相手のことを考えすぎる場合もEDに陥りやすい。セックスはある程度自己本位になることが必要です。

 

健康な男性は夜中に知らないうちに2回、3回と勃起しているのです。朝目が覚めたときに朝立ちがある。その人のEDが心因かが器質性かを判断するには、そうした反応を観察するといいでしょう。眠っている間に勃起したかどうかを調べるベルトがありますので、心配な方は購入されるといいでしょう。

 

性の中枢になる脳幹は食欲や自律神経にも関わっている。言ってみればセックスを営むことができることこそ、体の健康状態を表すバロメーターであり、逆にEDが治れば健康を回復できる面がある。

 

また、うつ病の人はEDになりやすいというデータがあります。逆にEDが治るとウツも治ったという例も報告されています。